海とトラディショナルを愛する人々に
伝えたいオールドセイラーズストーリー
主人公マーベリックの時代
人生は60年と考えられていた。
彼は死にモの狂いではたらき
金を稼いだ。
とにかく働いた。
港の仕事、自分の会社の仕事とにかく
稼いだ。
雨の日も雪の日もとにかく船に寄り添っていた。
そして自分に納得いけるようになった50歳の
誕生日
彼は会社を後輩たちに渡し
妻エミーとたった二人して
東海岸の街をはなれ旅に出た。
陸からなるべく遠くに離れずに
慎重に慎重に航海して街々を回り
なんとか西海岸に出ることができた。
そして太平洋を横断を決行
スクーナーに使用人を7人乗せて
航海したのである。
かれらは故郷をすて新天地にて
神の教えを伝導するため
貧しい国々の人々と若者達に
勇気を与えたいと思い
新天地をめざすのである。
そして着いた港が町が
北海道の小さな太平洋岸の町
十勝太であった。
日本は敗戦後のまっただなか
小さな町にもB29が
爆弾を投下して
田舎町ですら家じゅうが
焼け野原になったのである。
人々は未来に不安をかんじ
子供達も何を信じてよいのか
これからどうして
いかなければ
ならないのか?
不安の毎日であった。
そんなときに
マーベリックの船が
十勝の港に着くのである。
彼は子供たちを集め自身と
勇気が未来を変えると
演説するが
子供達は英語が分からず
マーベリック夫妻は
日本語がわからず
途方に暮れていた。
だれもが貧困な時であった。
彼は自ら財産をつぎ込んで
通訳を雇い野外学校を
作ることを決心した。
そしてはじめに12人の逞しい
子供たちを教育して
健康で正義感のある少年たちを
太平洋の厳しい海と川で鍛え上げ
大自然の厳しさを
とことん教え込むのである。
続く