新製品のオールドセイラーズの話
5月には
完成しそうな
バンドメイドの帆布のトート
10号のパラフィンの生地を
鞄職人60年の祖父が
古いミシンを使い
ひとつひとつ
縫い上げる。
レザハンドルを使い
まわりと中にポケットをつけて
丹念に
技で縫い上げる。
一時期
親父は過酷な作業に倒れ
かなりやばいじょうきょうになった。
布が壊れるか
ミシンなのか
いや
体なのか
職人は命がけで
手を抜かない。
おいらが提案する
外でも使える
潮の香りを感じる
なにか
武骨で
でも優しさを感じるものがテーマだった。
もちろん寒い冬の海の
船の作業につかったり
薪を運んだり
アウトドアも意識してのこと
馬鹿にされても
古すぎると言われても良い。
自分が満足したもので
無ければならない。
こといって外だけでしか使えないほど
ガチガチでは
女の子も使えない。
その辺の駆け引きが
難しかった。
とにかく本物を
街でもつかえるように
工夫した。
THE OLD SAILOR'S