おいらの仕事場から
北に上がると約1時間
95号線が二股に別れる
128号線を海に向かい
走ると
古い港街がある
ラッキーネック
ここには多くのアーティストが集まる
アートコロニーがある
おいらには絵心などないけれど
父親は素人ではあるが絵描きだった
元気な時な
連れて行く予定だったが
今はあの世から眺めるだけだ
生きて元気であれば
必ずこの地を絵にしていたはずだ
JFKのような大金持ちが集まる
ケープコッドのような避暑地ではなく
田舎の港町の魅力が
芸術家達にはたまらない魅力なのだ
ここへくると
何か特別なひらめきを感じることがある
都会の金持ちのヨット乗りには
味わうことのない
独特の田舎の潮風がここにはあるのだ
久しぶりの故郷に帰ってきたとは
少々大袈裟かもしれないが
おいらの故郷でありことは
間違いないのだ
独特の東海岸の訛りが
心地よく
新たな企画を上げるには
ここでなければならない
久しぶりに気に入った
ものができたのだ
あばよ