長屋の兄いちゃんやお姉ちゃんは
なんとなく大人びていた
ひさしちゃんと英則ちゃんは同級生
おいらは3つ下の近所でも有名な
いわゆる馬鹿ガキ
寿ちゃんは勉強もできて
リーダーシップがあって
絵も上手くて、学芸会はいつも主役で
幕が開く前にステージに立ち
ストーリーを説明した
その後に幕が開くのだから
カッコ良過ぎた
一方でおいらはというと
馬鹿すぎて話にならなかった。

これは大人になって音楽に少し
興味を持った頃
かみさんが誕生日にプレゼントしてくれた
話を戻すと
なんせ馬鹿すぎていて
学芸会前の練習時に
たまたま
おいらのおばあちゃんが参観日に見にきていた
おいらはそんなこと知らずに
好き勝手に吹いていた
どうせ
おいら1人でたらめやっていても
バレないだろう
がははは
だけどみんなと全く動きも違うし
先生にもバレていたはず
家に帰りると
おばあちゃんがでたらめ
やってたことを
親の前で暴露‼️
親父は吹き出し
お袋は困った顔をしていた
そんなことも気にせずと言いたいところだが
バレたことが
知られると音が合わないから
迷惑をかけることくらいの
マナーは知っていた

こんな感じだちだったかな?
そこでおいらは考えた
学芸会当日
思いっきり元気よく
ハーモニカをエアーでやってのけたのだ
エアギターに続くエアーハーモニカだぜ‼️
がははは
これならだれにも迷惑がかからない
そして後日
初めてハーモニカがとても心地よく
いろんな曲がひけることを
寿ちゃんから教えてもらい
その心地よさを知るのだ
続く