ハーリー王子は気持ちの良い朝を迎えました

今日も朝からお腹がいたいと言って
朝ごはんを食べません
そうすれば早く起きなければ良いのです

遅くなれば
王様との豪華な食事はしません
さて今日も寝坊作戦が成功したぞ
これで教会での勉強もしなくていいぞ
でも
そろそろカンナさんには
少しだけわけを言っておいた方が
良さそうだ

今朝も遅刻で教会には入れません
教会には村人の子供達も学ぶことができます
しかし城の子供達は少ない人数で大ホールで学び
村人達は多い人数なのに二階の中ホールで学ぶのです
トミーは家の手伝いや弟の面倒も見なければ
ならないので一年以上
教会にはほとんど来たことがないのです

今朝もライオン広場でトミーとマイクに会って
遊びました
かけっこをするとハーリー王子はいつも速いのに
マイクが見てる時はわざと負けます

トミーはなんとなく
ハーリー王子がわざと負けていることを
わかりました
なんていい奴なんだろ
トミーはますますハーリー王子のことが
好きになりました。
マイクもハーリー王子のことが大好きです

そろそろ教会のお勉強も終わる頃です
ハーリー王子もそろそろ城に戻る頃なのですが
トミーといるのが楽しいのです

でもまだまだ明るいのに
トミー達は帰ってしまいます
気になりハーリー王子はこっそりと
つけていくことにしました

あれ洗濯をしている
お母さんが寝ている
お父さんは怪我をしている

ご飯支度までしている
同じ子供なのに凄い
ハーリー王子は城に戻り
考えました

どうして
トミーには誰も助けがいないんだろう
城なら
すぐにカンナさんが家来達に言ってくれて
なんでもやってくれるのに
神様は人は皆、平等であると言うけど
城の人の方が幸せなことが
多いではないか
そしてハーリー王子は夜の食事も減らしました
王様がいるので食べないのはまずいので
お腹が空いてもなるべく
のこすようにしました

くる日もくる日も
同じようにご飯減らしました

日に日に痩せていく
ハーリー王子を見てマイクは心配しました
この子は僕よりも貧しいんだ
ご飯も食べれないんだ
そうだ
今度、王様広場で競技会がある
ハーリーは足が速いから
かけっこに出ればきっと優勝できるかも?
そうすれば
たくさんの賞金と豪華な食料もいただける
そうだ
ハーリーを説得してみよう

話を聞いたハーリー王子は二つ返事で
わかったよ
ありがとう
僕、競技会に参加するよといいました
とてもいいアイディアだ
これで僕が優勝すれば
トミーに賞金を渡すことができる
2人は同じことを考えていたのです
この競技会には城のものが誰ひとり
参加しません
そのためハーリー王子もいつも見てるだけです
ハーリー王子は今年も王様と一緒に観ることに
なってました。
王様は2人で観衆の前に立ち応援することを
たいへん楽しみにして喜びました

そしてその日がやってきました
カンナさんには
今日は気分が変わりヘインズさんと釣りに行くと話しました

ハーリー王子は前々からヘインズさんに相談していました。
ヘインズさんは釣りでもなんでも教えてくれる
外遊びの達人です

わしは王様に怒られてしまいますな
ワハハハハ
ハーリー王子のやろうとしてることは
きっと王様はわかるはずです
わしは歳だから
いつ、この城を出されても平気です。
今日は頑張って城のものも早いことを知らせてくださいと言って
笑って送り出してくれました。
そんなこともカンナさんは知らずに
王様に伝えると王様は激怒しました

続く