何かと職人と言われる
何にでもよく使われる。
すし職人
蕎麦職人
財布職人
帽子職人
それだけで凄い人のように聞こえるが
意味だけ考えれば作業者である。
達人とは言ってない。
匠の技などとも言う。
さて前置きが長くなったがカバン職人の話である。
おいらが企画のTHE OLD SAILOR'Sは、いろんなアイテムがあるがその中でいまだに
匠の技で作り上げているものがある。
そのカバン職人が作るものは簡単ではない
とにかく時間がかかる。
一般的には注文をもらって2ヶ月かかるのである。
6号のパラフィン加工のの帆布生地を職人技で縫いあげるのだ。
しかも底も6号ポケットがあるからいったい何重の重なりになるのか?
ミシンが壊れるか?
職人が壊れるのか?
両方とも壊れるのか?
細かい話をしだしたら読むことが面倒になるほど、いろんな技をやっている。
L.L.Beanのトートバッグをさらに何重も丈夫にしたものと考えるとわかりやすいかも
おそらくアメリカではこれをやれる職人がいないかもしれない?
ひょっとしたらヨーロッパでも
じつはこの職人何度か倒れている。
先日色々心配で電話をした。
生きてるか?
まだカバン作れるか?
ミシンはなんとかなるのか?
今後、あんたがいなくなったらこのバッグはどうなるのか?
などなど?
色々世間話を交えながら話していると
年金の話になり
当然、もらっていると思い、話してると
今どうしようか考えてるとのこと
早くにもらうと少なくなるから??????
え~~~??????
おっさんいったい何歳やねん???
するとまだ60を超えていなかった。
何度も倒れているので
すっかり
かなりのおっさんと思いきや
ただただ仕事がハードだから倒れていたのだ。
まだまだ継続はしてほしいし
子の親父にしかできないし
無理言って作ってもらってまた、倒れられても困るし
全国に静かにファンはいるし
そうそう、このバッグを一目見たいと東京から来た家族がいた。
残念なことにおいらは持ってない。
色違いでも良いから今のうちにもっておくべきなのだろう。