おいらがガキの頃
少しずつ色気づいて
洋服なんぞに興味をもちだしたころ
みんなが知ってる
VANに出会った。
中坊の時にもTシャツくらいは持ってたが
特別に興味もなかった。
女の先輩達もタータンのスカートに
クルーソックスを履き
そして足元には
ローファーやスニーカー
デザートブーツかなんかを履いていた。
ちょっとおしゃれな女の子は
巻スカートを合わせて
ブレザーなんかも着ていた。
そんな女子の先輩達が
まぶしかった。
髪の毛はポニーテール
ボタンダウンのシャツを着て
襟元にはアスコットタイを締めていた。
男はMENSCLUB
女の子はMcSisrerが高校生の愛読書だった。
そんな雑誌をクラスの仲間達は
教室に持ち寄り
がきながらの
服飾評論をするのだ。
というよりも
これかっこいいな〜
欲しいな〜
などと
時にはアイビー評論家やメンズクラブの内容や
コピーをまにうけ
アイビー道的な話までもにもなった。
くろすさんは ふむふむ
ではなければならぬらしい。
ふむふむ
そんなVANの影響力は凄くありとあらゆる
影響を受けた。
これはウッディカントリーキャンペーンを打ち出した頃のポスター
今で言うアウトドアーの走りだ。
さらにこんなのも
We love Sportsキャンペーンの頃
まだスポーツを見に行ってデートしようなんて
世界がなかった頃の打ち出し
そして
これだ‼️
さすがにこれには参った。
全てが嘘なのに
本物と思えるほどストーリーが素晴らしく
それに騙されておいらはヨット乗りになった。
VANは初めはどうかは知らないが
服飾にアイビーリーグを密接にコーデさせた。
そしてアイビーファッションにした。
つまりその時代の麻疹みたいなものだ。
しかしながら
ストーリーがしっかりしてるため
そのスタイルは永遠のものであり
アイビー学生はこうなのだ。
それがトラッドスタイルと言うのだと
本当に信じきっていた。
今思えばまんまとやられたこととは
誰も言わないし
今でも信じている人さえいる。
これが現実だ、
もちろん未だに当時のようなスタイルの
学生は1人もいないと言えば
先輩達は辛いだろうか?
アイビーリーグは学校であってファッションではあらず
そのスタイルはその当時はそうであった
それだけの話
アイビーを当時ファッションに仕上げた
VANは
若者たちへの最高のプレゼントだったのだ。