おいらがチビだった頃
すでにアメリカのファッションはかなり
紹介されていた
アイビーファッションなるものが
銀座界隈では若者達に崇拝されていたようだ
まだ学生服とスーツしかない時に
当時の大学生はアメリカ大統領に
憧れていた
若者達が憧れるような情報を日本初のファッションメンズ雑誌が
紹介していた
アメリカ人の若者のライフスタイルと
着こなしを雑誌が服飾メーカーとコラボして
紹介していた
そんな情報をおいらはもちろん知らなかったし
そもそも鼻垂らして
飛行機をとばしていた小学生低学年?
一年生か二年生のころ
おいらの趣味は
飛行機飛ばしと
虫取り
凧揚げも達人だった‼️
おいらはかなりの達人で
狙った蝶々は確実にゲットした
後の魚釣りにつながるのだ
服と言えば唯一
Gマークつきのセーターがお気に入りだった
GはジャイアンツのG
王、長嶋
巨人、大鵬、卵焼き
そんな言葉が流行りの時代だったのだ
そんな頃にアメリカのファッションなどに興味はなく
怪獣映画はおいらが地球防衛軍に入るために
不可欠であった
どういうわけか
怪獣映画と若大将シリーズ
こんな人は誰?
そんな感じだった
エレキの若大将
この映画は何度もみた
だって怪獣映画の二本立てだったから
叔父が大学時代、暇つぶしの若大将シリーズ
おいらは仕方なく付き合っていたが
なんと大好きな怪獣映画もみれたのだ
当時のテレビは娯楽の一番であったが
映画はまだまだ幅をきかしていた
銀幕スターと呼ばれていた
誰もがハリウッドを意識した時代
そんななかアメリカファッションは拍車をつけた
おいらが4、5歳の頃の映画
編み上げのサーヴィスシューズTYPEIII、カットオフのスエットシャツにバイク、トライアンフTR6
このおじさんからおいらは
数々のスタイルを後に学ぶのだ
プルオーバーのボタンダウンに英国のジョンホワイトと見られるチャッカーブーツ
この時代のアイビースタイルの代表する
コーデだ
ツイードのジャケットに赤のシェットランドウールのクルーネックに白のボタンダウンに
やっぱりチャッカーを合わせている
この方がカッコ良いのは全て彼の体型に合わせてリメイクしていたからなのだ
G9のアワードジャケットにカシミヤのVの中は
やはり白のボタンダウン
スティーブマックイーンというと
どこの日本のアメカジリメイクメーカーも口を揃えて彼を引き合いに出して
フライトジャケットやスエットにワークブーツを引き合いに出し
まるでこのスタイルを愛していたように語っている
ワーク、ミリタリーアメカジの教祖のように
表現しているが
話にならない‼️
嘘っぱちもいいところだ‼️
ファッションとしてはどっちも好きなおいらだが日本のアメカジメーカーの彼への捉え方だけは気に入らない‼️
日本のアメカジリメイクブランドが
勝手に作り上げた嘘っぱち表現としか思えない
あくまでも映画でのスタイルであることを
理解しなければならない。
彼の普段のスタイルはアメリカントラッドにあることを知らなければならない
アメカジの基本はアメトラニあり
あえて言うと、アメリカントラッドを基本から知らなければ
おしゃれは上達しないとも言っても過言ではない
世界的有名な
JUNKO KOSHINO(小篠順子)
メンズファッションの菊池武夫
彼らもVANの紙袋を意味なくもって
銀座のみゆき通をたむろって
アイビースタイルにやられてた若者だったのだ
話は少し横道にそれたが
レッドウィングの875アイリッシュセッターを日本で初めてはいたと
言われているこのかたもどこかで
マックイーンを意識していたのではなかろうか
やはりG9には白のボタンダウンらしい
健さんの一番弟子の小林稔侍さんが誕生日のプレゼントに何が欲しいと聞かれ
シャツが欲しいと聞くと
健さんは自らサンフランシスコまでとび
ブルックスブラザーズのボタンダウンのシャツを買ってすぐに帰国して渡した話は有名である
映画から学ぶスタイルはおしゃれをまなぶ基本なのだ
おいらが小学生だった頃の映画
ライアンオニールふんするオリバーは
ハーバード大学のアイスホッケー部のキャプテン
彼女役の
アリマッグローふんするジェニーはハーバードの敷地のとなりのラドクリフの女子大生
昔の雑誌では
男はハーバード
女はラドクリフと言われ
このスタイルはラルフローレンやアバークロンビーもかなりの影響を受けている
おっとここではJFK を捉えている
そもそもケネディ大統領もハーバード出身なのだ
この映画を見るととにかく感動する
ストーリーよりもこの二人のファッションには驚く
是非見てほしい
おいらもこの映画をそんな感覚でみたのは
社会人になってからである
なんとこのアリマッグローは後に
スティーブマックイーンと結ばれるのである
アイビー役者はアイビー女優を愛するものなのか?
そんなおいらはファッションなどにはさほど
興味はなかったが、流行りにはそれなりに
気になってはいた
そんな頃
アメリカの昔の高校生を取り上げた映画がやってきた
主人公が、確か高校を卒業して西から東の大学に行くまでの
一夜を映画にしたものだ
監督はジョージルーカス
なんと彼の子供時代の話らしい
とにかく何もかもがかっこよく
写真の男の子はボタンダウンに綿パンにオックスフォードのスニーカー
女の子は巻きスカートにレターカーデガンに
確か?
足元はサドルシューズだったような?
この写真は違うように見えるが?
このシーンは校則では禁止のチークのシーン
BGMは確かプラターズの
Smork gets in your eyes
煙が目に染みる
なにもかもが古き良きアメリカの時代
何もかもがかっこよかったのだ‼️
大きな車に大型犬に大きな冷蔵庫にフランクシナトラがおいらのアメリカのイメージ
この映画を見てアメリカ、ファッション、アメトラが大好きになってしまった
そんな時にオーバーラップするように
ある雑誌でこんなポスターを目にしたのだ
おいらが高校二年生の頃のはず
よく見ると船の先に
誰かがいる
え〜
超カッコええ〜
バウ(船の先)に座ってる‼️
かっこえ〜‼️
おいらはこれをみて
ヨットマン に憧れた
すっかり地球防衛軍のことも
でもどこかで警察官に憧れていたが
警察官よりもヨットマンに憧れるエディ少年であった
続く