アメリカの話
オイラが昔
あまりにも日本飯が食いたくなって
地元の人に聞くと
二軒和食があると聞いた。
ひとつはコーリアンのオーナーだけど
確か?富士だったような?
もう一軒あるけどそこの親父が面白いとのことで場所を聞いたが英語がわからない。
あの頃よくこんなんでアメリカに来ていたと
今でも驚きだ。
何度聞いても理解出来ずに
結局、俺についてこいと言われ
車でついて行った。
駐車場まで教えてくれて
サンキューを言って別れた。
その後、お店に入ろうとすると
お昼休憩でクローズしてた。
そんなことも気にせずに
何度も戸を叩くと
眠たそうに親父が出てきた。
店を開けてくれて
何かご用意か聞かれた。
米だけでいいので
飯食わしてもらえないですか?
オイラは聞いた。
まあまあ、中に入れよ。
あんた方どこから来たんだ?
俺たち北海道から来ました。
ふと、顔を上げて店名を見るとSapporoと書かれていた。
え〜???
大将は札幌なんですか?
あ、家は札幌だけど
元々は帯広なんだよ。
え〜‼️
俺たち帯広から来たんです。
なんだと
まあ、たいしたものないが飯食えと言ってくれて
刺身を切ってくれて
飯をたらふく出してくれた。
味噌がうまくて
そこから話が進むと
オイラの中学の先輩で相棒の均の高校の先輩だった。
今は経営者も変ったが
店名はそのまま
引き継いだ弟子は繁盛させている。
なんせここのマグロはたまんない
なんせここのマグロは築地に行くらしい
コロナがおさまったら
挨拶に行きたい。