戦後のアメリカの宝物

我々がなんとなく

毎日身につけるもの

ジーンズ

デニームと読んだりジーパンと読んだり

前後の日本で若者たちは

兵隊さんが着ていたものに目をつけた。

アメリカ軍が放出したものの中に

ジーンズもあった。

当時闇市だったアメ横に米兵相手の娼婦が

客からもらった中古衣料を売りに行ったのだ

つまりジーンズを営業した

日本の最初の営業マンは

営業ウーマンだったのだ

ブルーの作業ズボンはアメリカの兵隊

つまりGIが履くパンツでジーパン

Gパンになったのだ

ちなみに初めて日本でジーンズを履いた方は

白洲次郎と呼ばれている

外交官であった白洲次郎は1930年代にジーンズを知り

この写真は1951年に公開されたものである

日本のはつのジーンズはキャントンでアメリカ生地を使い

それをビッグジョンの前社である

マルオ被服が縫いあげて

その後コーンミルズのアメリカ生地を使い

一般向けに日本の若者を驚かせたものが

ビッグジョンである。

世界一のデニムと形と縫製はこのレアを各社が

目指して切磋琢磨して日本を世界一のデニム王国に

させたのだ。

彼らは今、また新しい挑戦を続けている

レアがナンバーワンであれば

彼らが作るもの全ては

ナンバーワンを目指しているのだ

14.5オンスのフーテッドパーカーは

18ozの感じさえさせる

きっちり目をつめた最高の糸を最高の編み方で

仕上げている

値段も最高だが

1958年に学生服屋だったマルヨ被服がGIのパンツを直していたその日が無ければ

今のジャパンメイドの繁栄はないのかもしれない。